GoogleスプレッドシートのSUBTOTAL関数は、リスト内のデータを集計する際に便利な関数です。フィルターを適用したデータにも対応し、表示されているデータのみを集計することが可能です。
目次
SUBTOTAL関数の基本構文
=SUBTOTAL(集計方法, 範囲)
引数の説明
- 集計方法: 計算方法を指定する番号。
- 範囲:集計対象のセル範囲。
集計方法の種類
番号(手動で非表示は含む) | 番号(手動で非表示も無視) | 計算方法 |
---|---|---|
1 | 101 | 平均(AVERAGE) |
2 | 102 | カウント(数値のみ)(COUNT) |
3 | 103 | カウント(空白以外の全て)(COUNTA) |
4 | 104 | 最大値(MAX) |
5 | 105 | 最小値(MIN) |
6 | 106 | 積(PRODUCT) |
7 | 107 | 標準偏差(STDEV) |
8 | 108 | 標本標準偏差(STDEVP) |
9 | 109 | 合計(SUM) |
10 | 110 | 分散(VAR) |
11 | 111 | 標本分散(VARP) |
100を加えた数値(101〜111)を使用すると、手動で非表示になった行も無視することができます。

例えば経費の部分を非表示にしたとします。合計結果は下記になります。
関数 | フィルターで非表示にした場合 | 手動で非表示にした場合 |
---|---|---|
=SUBTOTAL(9,B2:B9) | 1500 | 2500 |
=SUBTOTAL(109,B2:B9) | 1500 | 1500 |
SUBTOTAL関数のメリット
- フィルターに対応
→フィルター適用後のデータのみを集計可能。 - 非表示のデータを除外できる
→100を加えた数値(101以上)を使用すると、非表示のデータを集計から除外可能。 - 異なる集計方法を選択可能
→SUMやAVERAGEなど、目的に応じて柔軟に対応。
まとめ
SUBTOTAL関数は、フィルターや非表示データに対応しながら集計できる非常に便利な関数です。データの分析やレポート作成に役立つので、ぜひ活用してみてください!