SUM関数とは?
Googleスプレッドシートで最も基本的な関数の1つがSUM関数です。
SUM関数を使えば、指定した範囲の数値を簡単に合計できます。
基本の書き方
=SUM(B1:B5)
例:基本の使い方
この関数はB1からB5までの数値を合計します。
A | B | |
1 | りんご | 10 |
2 | みかん | 20 |
3 | キウイ | 30 |
4 | バナナ | 40 |
5 | パイン | 50 |
6 | 合計 | =SUM(B1:B5) →150 |
このように、合計を出力したいセルに関数を入力すると、自動計算で「150」が出力されます。関数を削除しない限り、B1:B5の数値を変更しても、変更した数値の合計が出力されます。
SUM関数の応用テクニック
SUM関数はただの合計計算だけでなく、応用するともっと便利に使えます!
① 指定した複数のセルを合計する
連続した範囲ではなく、個別のセルを合計したい場合は( )の中セル番号をコンマで区切ります。
B1, B3, B5 の値のみを合計します
=SUM(B1, B3, B5)
A | B | |
1 | りんご | 10 |
2 | みかん | 20 |
3 | キウイ | 30 |
4 | バナナ | 40 |
5 | パイン | 50 |
6 | 合計 | =SUM(B1,B3,B5) →90 |
② 条件付きで合計する(SUMIF関数)
特定の条件に合う数値だけ合計したい場合 は SUMIF
を使います。
例:「B列が”売上”の時だけ、A列の数値を合計」
=SUMIF(B1:B5, "売上", A1:A5) |
A | B | |
1 | 5000 | 売上 |
2 | 2000 | 経費 |
3 | 3000 | 売上 |
4 | 1500 | 経費 |
5 | 4000 | 売上 |
6 | 合計 | =SUMIF(B1:B5,"売上",A1:A5) →12000 |
このように、「売上だけを合計したい」といった場合に便利です!
経費だけ合計したい場合は「” “」の中を経費にしてください。
③ SUMとフィルター機能を組み合わせる
「フィルターで表示されているデータのみ合計したい」とき、SUBTOTAL
関数を使うと便利。
例えば、緑色の部分をフィルターで非表示にしたとします。
=SUBTOTAL(9, B1:B5) |
A | B | |
1 | りんご | 10 |
2 | みかん | 20 |
3 | キウイ | 30 |
4 | バナナ | 40 |
5 | パイン | 50 |
6 | 合計 | =SUBTOTAL(9, B1:B5) →120 |
SUBTOTAL(9, 範囲)
を使うことで、フィルターで表示されているデータだけを合計できます。(上の表の場合、キウイ、バナナ、パインの数値だけを合計する)
関数の中の9は、SUBTOTAL関数の方法番号(9はSUM(合計))です。
まとめ
SUM関数はGoogleスプレッドシートで最も基本的な関数の一つですが、応用次第で非常に便利に活用できます。
・基本のSUM関数 を使えば、指定した範囲の数値を簡単に合計できる。
・指定した複数のセルを合計 したい場合は、セルをカンマで区切ることで対応可能。
・条件付きで合計する場合 は、SUMIF関数を使って特定の条件に合う値のみ合計できる。
・フィルター機能と組み合わせる場合 は、SUBTOTAL関数を使えば、表示されているデータのみを合計できる。
これらの応用テクニックを活用することで、スプレッドシートでの計算作業がより効率的になります。SUM関数をしっかりマスターして、データ集計をスムーズに行いましょう!